【CentOS Stream 9】firewalldでブラックリストを作る

 

CentOS Stream 9を使ってIPアドレスのブラックリストを登録する方法についての覚え書きです。

ipsetを作る

blacklistというipsetを作る

まず、blacklistという名前の新しいipsetを作ります。

 

ルールを設定する

firewall-cmdでは、いずれのオプションでも–permanentを付けないとリロード時に設定が消えてしまうので注意が必要です。
また、blacklistに該当するIPアドレスからの通信を遮断するために、次のようにルールを設定します。

 

 firewalldをリロードする

blacklistをすぐ使用可能にするためにfirewalldをリロードします。

 

ルールが設定されていることを確認します。

 

ブラックリストを登録する

blacklistファイルを作成する

あらかじめblacklistファイルを作成します。

 

エントリを追加する

1つずつ登録するには、次のコマンドを用いてエントリを追加します。
サブネットも使うことができます。

 

ファイルから読み込む

/etc/firewalld/blacklistファイルに1行ごとにIPアドレスを書いておくと、次のコマンドでファイルからIPアドレスを読み込むことができます。

 

IPアドレスが登録されているか確認する

 

ブラックリストからIPアドレスを削除する場合

ブラックリストからIPアドレスを削除する場合は次のコマンドを実行します。

 

ブラックリストの中身

ブラックリストファイル/etc/firewalld/ipsets/blacklist.xmlには次のように記述されています。

 

IPが重複して指定した場合

同じIPアドレスが重複して指定された場合は、片方(より範囲の広い方)だけが登録されます。
例えば192.168.2.0/24を登録した後に192.168.2.10を登録しても以下のメッセージが表示されてblacklistのエントリは変化しません。

 

ブラックリスト登録の完了

ブラックリストの登録が完了したらfirewalldをリロードします。

 

リロードしたら、–get-entriesや–list-allを使って登録した設定が保存されていることを確認して設定完了となります。
お疲れ様でした。

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