現在ブログサーバは、VMware上でCentOS7ベースのKUSANAGI8を稼働させていますが、このたびVMwareにCentOS Stream9ベースのKUSANAGI9がリリースされたので、いろいろ調べながら構築していこうと目論んでいます。
ここでは調べて有用だった情報を覚え書きとして記載します。
CentOS Stream 9でロケールを日本語に設定する
CentOS Stream 9 でロケールを日本語に設定する方法です。
ロケールは言語と地域の情報となります。
デフォルトでは、下記のように LANG=en_US.UTF-8 となり英語の設定となっています。ロケールの確認には「localectl」コマンドを使います。
# localectl System Locale: LANG=en_US.UTF-8 VC Keymap: us X11 Layout: us
ロケールを日本語環境に変更するには、「localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8」のようにロケールを日本語に指定するとできますが、「Failed to issue method call: Locale ja_JP.utf8 not installed, refusing.」のようにエラーになる場合があります。
# localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 Failed to issue method call: Locale ja_JP.utf8 not installed, refusing.
この様な場合は、「glibc-langpack-ja」をインストールしてから「localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8」と入力すればロケールを変更する事ができます。
// glibc-langpack-ja をインストールします # dnf install glibc-langpack-ja // glibc-langpack-ja をインストールしたらロケールを日本語に変更します # localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 // 「/etc/locale.conf」を読み直して、ロケールが変更されているか確認します # source /etc/locale.conf # localectl System Locale: LANG=ja_JP.utf8 VC Keymap: us X11 Layout: us
あと、キーボードの配列がUS配列の設定になっているので、日本語配列(JIS配列)に変更します。
// 設定可能なキーマップの一覧を表示 # localectl list-keymaps al al-plisi at at-mac at-nodeadkeys az ba ba-alternatequotes (途中省略) us-workman us-workman-intl uz-latin vn vn-fr vn-us // キーマップ設定 # localectl set-keymap jp106 # localectl set-keymap jp-OADG109A // 設定確認 # localectl System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8 VC Keymap: jp-OADG109A X11 Layout: jp X11 Model: jp106 X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp
これで設定完了です。お疲れ様でした。
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